輪ゴムのドレスにセロハンテープの花 黒板アートも 「知られざる文具アートの世界」作品展始まる

広島市のそごう広島店で13日から始まった「知られざる文具アートの世界」。鉛筆や消しゴム、クレヨンなど身近な文具から作られ、SNSで話題となった150点以上が展示されています。

会場の一角にあるマネキン。ドレス、ブレスレットにサンダル、身に着けている衣装はすべて輪ゴムで作られています。さらに、花をかたどった巨大な作品に使われているのはセロハンテープです。花の色もセロハンテープを重ね合わせて表現しています。

TikTokのフォロワー16万人超えのボンドアート作家・冨永ボンド さんやお笑い芸人・俳優として活躍している 片桐仁 さんの作品などもあります。

13日には、黒板アート作家の すずきらな さんも来場していました。

黒板アート作家 すずきらな さん
「黒板は勉強をするときに使うもの。チョークも画が書きづらい。難しい部分を無理やり大きい迫力の画をかいて身近なモノがアートになっちゃったというおもしろさを感じてもらえたらいいなと思っている」

会場には、東京の展示会向けに制作した「日本橋」という作品が展示されていましたが、すずきさんは、黒板アートの醍醐味だが、消して書き換えます」と話します。

作品を惜しむ声もあるなか、消されてしまいました。SNSでも話題となった黒板アートですが、画面越しではなく展示会ならではの楽しみ方があるといいます。

黒板アート作家 すずきらな さん
「(スマホの)画面になると、見た感じの印象も違ってくるのかなと思う。生で見ると自分の目の前に作品があって、本当にチョークで書いているんだとか、粉がのっている質感まで見られると思う。いろんな角度から楽しんでいただければ」

すずきらなさんが今回の展示会にあたって新たに黒板に描く作品は「広島らしいもの」をテーマにしているそうです。

文具アートの展示会は7月30日まで開かれています。

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