5類移行後初 新型コロナ感染者増で「注意報」4割が10代以下…お盆明けに警報レベルか=静岡県

静岡県内の新型コロナウイルスの感染者数が増加していることを受け、県は7月14日、「感染拡大注意報」を発表しました。新型コロナの5類移行後、県が注意報を発表するのは初めてです。

<県感染症管理センター 後藤幹生センター長>>

「注意報レベルを超えたということで皆さまに注意喚起をしたい」

県は14日、県内の新型コロナの感染状況が注意報レベルに達したとして「感染拡大注意報」を発表しました。

「注意報レベル」は県内の定点医療機関における1週間あたりの新型コロナの感染者数が8人を超える状態を指します。7月3日から9日の1週間の感染者数は8.12人で、注意報レベルに達し、約1か月前に比べて倍以上に増えています。

また、県内の定点医療機関からの報告によりますと、感染者1128人のうち、10歳未満と10代が約4割を占めています。10代以下で感染者が多い理由について、県はワクチン接種率が低く、抗体を持っていない人が多いためだとしています。

県は体調に少しでも違和感がある場合は、マスクを着用することなどを呼びかけました。

<県感染症管理センター 後藤幹生センター長>

「この夏は高齢者や持病のある人を守るアクションをとってほしいと思います」

感染者数はお盆明けあたりに医療機関のひっ迫を示す「警報レベル」に達すると見込んでいて、県は感染対策を呼び掛けています。

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