護衛艦「いせ」入港 伏木港、7年ぶり

伏木港に入港した護衛艦「いせ」=高岡市の伏木万葉ふ頭3号岸壁

 海上自衛隊の護衛艦「いせ」は14日、高岡市の伏木万葉ふ頭3号岸壁に入港した。艦内で入港歓迎式典が行われ、関係者らが寄港を温かく迎えた。

 いせは全長197メートルで、哨戒ヘリを多数搭載し、災害時には司令部の機能を果たすことができる。伏木港への入港は2016年以来で、2度目となる。式典では、伏木高の生徒、教員と伏木曳山祭(ひきやままつり)の山町「湊町」の住民が祭りの囃子を奏でた。同校生徒会長の秋元愛理さんらが清水徹第2護衛隊群司令に記念品を手渡した。

 式典を主催する伏木港まつり実行委の坂廣志会長があいさつし、清水さんが「さまざまな経験で自衛隊への理解を深めていただきたい」と述べた。

 15、16日は高校生や入隊希望者、教員、市民らへの特別公開が行われ、17日に出港する。申し込みはすでに終了しており、事前申込者以外は岸壁に入れない。

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