【佐野】富士町の唐澤山神社で15日、毎年恒例の納涼行事「風鈴参道~天明鋳物 涼音(すずね)の杜(もり)」が始まった。8月27日まで。
「暑い佐野で少しでも涼しさを感じてもらいたい」と2018年から実施。参道や境内には、市の伝統工芸品「天明鋳物」の風鈴約600個が飾られ、涼やかな音色を奏でている。
今年は、イチゴをかたどり、昨年大好評だった「いちご風鈴」のほか、日光市の日光二荒山神社から貸し出された陶器と磁器の風鈴も展示している。
初めて訪れたという高根沢町光陽台3丁目、会社員金吹光浩(かなふきみつひろ)さん(42)、綾子(りょうこ)さん(45)夫妻は「心が涼やかになるような風情ある景色ですね」、長男の行真(いくま)君(10)は「音がすごくきれい」と風鈴を眺めながら話した。
佐野由希子(さのゆきこ)禰宜(ねぎ)は「風鈴の音と神社の涼しげな空気で日頃の疲れを癒やしてもらえたら」と語った。