女性の活躍目立つ矢板に 女性市議グループ、初の座談会

女性議員と市民が意見交換したサロン

 【矢板】党派を超え「女性の視点」で矢板の未来を考える女性市議4人のグループ「クローバー」は14日、市生涯学習館で初のサロン(座談会)を開いた。各団体などで活動する市内の女性と意見交換した。

 斎藤典子(さいとうのりこ)、榊真衣子(さかきまいこ)、高瀬由子(たかせゆうこ)、渡辺英子(わたなべひでこ)各市議が声がけし、3月の模擬「女性議会」を主催した市女性団体連絡協議会長、元市議ら20~80代の11人が参加した。

 参加者は自らの活動を紹介しつつ、自由に意見を述べ合った。「年を取ったら医療体制が整っている都会に住むべきだ」との県外出身者の声に対し、別の県外出身者は「今住んでいる場所を良くしていかないと。議員には特に子どもの『体験の貧困』の問題に取り組んでほしい」と訴えた。

 40代の会社経営者は「インターネットの普及で(地方にいても)新しい仕事ができる。他に新しい事業が始まるといい」と発言。デマンド交通や外国人のトイレ利用に関する課題も挙がった。「もっともっと女性の活躍が目立つ矢板になるといい」との声も出た。

 議員たちは「サロンが横断的な連携につながれば」と期待。次回はテーマを絞り、男女問わず広く参加を呼びかける予定という。

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