市の歴史を学ぼう 那須与一伝承館の学芸員が大田原小で授業 児童から驚きの声

重藤さん(左)の説明に耳を傾ける児童

 【大田原】大田原小で12日、南金丸の那須与一(なすのよいち)伝承館の学芸員による出前授業が行われ、3年生約130人が市の歴史への理解を深めた。

 同校は本年度の創立150周年を記念し、城山地区の変遷を学ぶ「創立150周年記念学びのプロジェクト」に取り組んでおり、出前授業はこの一環。

 同館学芸員の重藤智彬(しげとうともあき)さん(31)が武家の衣装「直垂(ひたたれ)」を着て、城の役割や江戸時代と現在の市を比べ、移り変わりを説明した。大田原城が城山公園にあったことなどを紹介すると、児童から驚きの声が上がった。児童は「お城が建築されたのはいつですか」など活発に質問を寄せた。

 後藤公佑(ごとうこうすけ)君(8)は「よく知っている光幼稚園の前に、線路が通っていたのに驚いた」と話していた。

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