女子45キロ級、小山三の酒井が2連覇 重量挙げ全国中学選手権

女子45キロ級 トータル127キロで2連覇を達成した小山三の酒井=茨城県高萩市文化会館

 重量挙げの男子第37回・女子22回全国中学選手権大会は16日、茨城県高萩市の同市文化会館で男女の各階級が行われ、女子45キロ級の小山三2年酒井心音(さかいここね)がスナッチ59キロ、ジャーク68キロのトータル127キロを挙げ、同階級2連覇を飾った。

 男子67キロ級には南犬飼3年の塚原颯星(つかはらそら)、小山1年の野澤幹太(のざわかんた)が出場。塚原はスナッチ74キロ、ジャーク95キロ、トータル169キロの4位。野澤はスナッチ60キロ、ジャーク80キロ、トータル140キロの5位だった。

2連覇するも「満足できない」

 女子45キロ級で堂々の2連覇を飾った小山三の酒井心音(さかいここね)。「ほっとした」と安堵(あんど)した一方で、「内容は満足できない」と反省の色を浮かべた。

 掲げていた目標は自己ベスト(スナッチ61キロ、ジャーク72キロ)超え。しかし、スナッチ1、2回目で59キロを失敗とスタートでつまずいた。「プラン通りにならなかった」と言うが、さすがの修正力で3回目にきっちり成功。ベストを出せずとも出場8人の中で50キロ台に乗せたのは酒井だけだった。

 今回は「大好きなおかしを制限した」といつも以上に体づくりに注力。「下半身は強くなった。いつかは日本中学記録(65キロ、81キロ)を目指せるくらい成長したい」とさらに高みを見つめた。

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