【カンボジア】1~3月FDI認可額、9%増の458億ドル[経済]

カンボジア国立銀行(中央銀行)によると、2023年第1四半期(1~3月)の海外直接投資(FDI)認可額は前年同期比9%増の458億米ドル(約6兆3,400億円)だった。中国からの投資が全体の45%を占めて最大だった。クメール・タイムズ(電子版)が17日までに伝えた。

中国は約205億9,000万米ドルで、このほかに日本や韓国、シンガポール、ベトナム、マレーシア、タイ、英国からの投資が認可された。

業種別では金融や製造、不動産、ホテル・リゾート、農業、発電、建設の各分野への投資が認可された。中国からの投資のうち最も多かったのは製造業で、31.6%を占めた。

工業・科学・技術・革新省のヘン・ソコン長官は、カンボジアと中国は経済、政治、貿易で良好な関係を築いていると指摘。両国政府の緊密な関係と2国間自由貿易協定(FTA)が中国からの投資を押し上げたと述べた。

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