国内外で活躍するダウン症の書家金沢翔子さん(38)=東京都大田区=の書品展が寒河江市の寒河江八幡宮参集殿で開かれている。17日には金沢さんが「笑顔」と席上揮毫(きごう)し、鑑賞者から大きな拍手が寄せられた。
書品展は2011年から行っており、12回目。今回は30日までの間、びょうぶなど約40作品を展示している。席上揮毫に臨んだ金沢さんは手を合わせて集中した後、丁寧に筆を走らせた。
来場者約120人が見守る中、「心を込めました。皆さんも笑顔になってくださいね」と金沢さん。ファンで書道部員という山辺高1年木村万葉(かずは)さん(15)は「迫力があってかっこよかった」とうれしそうだった。