トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン(29)はパリ・サンジェルマン(PSG)移籍に興味がないようだ。イギリス『テレグラフ』が報じている。
トッテナムとの契約が残り1年を切り、バイエルン移籍の可能性が浮上しているケイン。PSGもここに割って入ってきたが、バイエルンのウリ・ヘーネス名誉会長は「このまま決断が変わらなければ彼は来る」と、ケインが加入を望んでいる旨を明らかにしていた。
そして、ケインは今夏のPSG移籍に興味がないようで、PSGからのアプローチを断る見込みだという。早くから関心を寄せていたマンチェスター・ユナイテッドも争奪戦から撤退し、ケインの選択肢はトッテナムに残留するか、バイエルンに移籍するかの2択に。入札合戦によってケインの移籍金が大幅に吊り上がる可能性は低くなったようだ。
ケインを獲得できそうにないPSGはユベントスのセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチ(23)に目を向けるとのこと。芋づる式に、チェルシーのベルギー代表FWロメル・ルカク(30)のユベントス移籍の道が開く可能性もあるという。
バイエルンはすでにトッテナムに2度オファーを提示しているが、どちらも拒否され、3度目のオファーを準備している状況。直近のバイエルンのオファーが7000万ポンド(約126億6000万円)+αだったのに対し、ダニエル・レヴィ会長は少なくとも1億ポンド(約181億円)以上の移籍金を要求している。
一方のトッテナムは、ケインに週給40万ポンド(約7200万円)の新契約を提示。現役引退後のキャリアについても話し合う準備を整えているが、今のところ、ケインが新契約にサインする気配はないようだ。