【カンボジア】1~6月のコメ輸出、31%増の8億米ドル[農水]

カンボジア・コメ連盟(CRF)によると、2023年上半期(1~6月)の精米と籾(もみ)を合わせたコメの輸出額は8億790万米ドル(約1,121億円)だった。農林水産省が発表した前年同期の実績と比べると、31.2%拡大した。プノンペン・ポスト(電子版)が伝えた。

精米の輸出額は2億2,923万米ドルで、全体の28.4%を占めた。通年目標の47%に相当する32万9,633トンを52カ国・地域に輸出した。種類別では香り米が85.1%、長粒白米が11.3%、パーボイルドライス(精米前に蒸して乾燥させたコメ)が2.4%、有機米が1%などだった。

仕向け先別では、中国への輸出額が8,896万米ドル(輸出量13万8,364トン)、欧州連合(EU)が8,667万米ドル(同12万2,117トン)、東南アジア諸国連合(ASEAN)が1,887万米ドル(2万8,110トン)、その他が3,473万米ドル(4万1,042トン)だった。

籾の輸出額は5億7,867万米ドル、輸出量は222万4,913トンだった。

同連盟によると、22年の精米輸出額は4億1,429万米ドル、輸出量は63万7,004トンだった。 籾の輸出額は8億4,109万米ドル、輸出量は347万7,886トンで、全量をベトナムに出荷した。

同連盟は、25年までに精米の輸出量を年間100万トンに引き上げる目標を掲げている。

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