全日制85校 1分校で募集 特色選抜は64校1分校 24年春の茨城県立高・中入試

今春の県立高入試で問題用紙の配布を待つ受験生たち=2023年3月、水戸市三の丸

茨城県教委は18日、2024年春の県立高、県立中・中等教育学校の入学者選抜実施要項を発表した。県立高は全日制が85校1分校149学科、定時制は13校22学科で一般入試を実施。体育や芸術など特定分野で優れた生徒を対象とする特色選抜は全体の70.7%に当たる64校1分校の108学科で行う。

県立高の一般入試の全日制は、今春入試と比べ1校1学科減となった。勝田中等教育学校の3年生が4年生に進級し、勝田高の一般入試が行われないことが理由。定時制に変更はない。

特色選抜の実施校は今春と変わらず、全日制で63校1分校107学科、定時制はIT未来の1校1学科となっている。

県教委は、県立高の来春の学力検査を1週間ほど早めて2月28日に行う。感染症などに配慮した追検査導入により、高校入学までの準備期間が短くなっているとして日程を早めた。県立高一般入試の出願期間は2月7~9日。特色選抜などの面接は同29日、合格者発表は3月12日。

これまで5日だった学力検査と追検査の間隔を7日以上空けたため、新型コロナウイルスに感染した受験生も回復後、追検査が受けられるとした。

県立中10校と、中等教育3校の計13校で選抜検査を実施する。出願期間は12月1、4、5日。選抜検査は来年1月6日。合格者発表は同18日とした。出願書類はインターネット「いばらき電子申請・届出サービス」を利用して作成する。

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