ミランに早くもプリシッチ加入の恩恵! アメリカ市場への効果絶大で大幅増益も

[写真:Getty Images]

ミランはアメリカ代表FWクリスチャン・プリシッチ(24)の加入がマーケティング面・商業面に絶大な効果をもたらしているようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。

13日にチェルシーからミランへの完全移籍が発表されたプリシッチ。移籍金は2000万ユーロ(約31億2000万円)+アドオンとされ、1年間の延長オプションが付いた4年契約を締結。チェルシーでは不動の地位を築けなかったアタッカーだが、ミランにとって大きな戦力となることは疑いの余地がない。

その一方、スポーツビジネスに精通するジャーナリストのジョー・ポンプリアーノ氏によると、ミランはプリシッチ加入がマーケティング面、そしてアメリカ市場における商業面に絶大な効果をもたらしているという。

まず、加入発表に関連したSNS投稿は4600万回を超えるインプレッション(閲覧数)を獲得。関連動画の視聴回数も1700万回を突破したとのことだ。

また、オフィシャルグッズ販売サイトでは全体の売上が266%増加し、アメリカからの注文数はそれまで9%に過ぎなかったものが、プリシッチ加入発表後に43%まで上昇。加入を記念したプリシッチのシャツは90%がアメリカからの注文だったようだ。

さらに、このようなプリシッチ効果もあってか、2023年1〜12月のミランは大幅増益となる見通し。2022年の収益は2億9900万ドル(約416億3000万円)だったが、2023年は4億2000万ドル(約584億9000万円)を超えると試算されている。

ミランは23日から始まるアメリカでのプレシーズンマッチ3連戦を前にして、すでにプリシッチから経済的な恩恵を受けている格好だ。

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