22日に玖珠祇園大祭、玖珠町と九重町の山車7基が集結 花火や前夜祭も【大分県】

玖珠祇園大祭への来場を呼びかける実行委員会のメンバー=玖珠町

 【玖珠・九重】玖珠郡内全ての祇園の山車が一堂に会する「玖珠祇園大祭」が22日、玖珠町中心部の玖珠川に架かる協心橋周辺で開かれる。例年は同町の森、塚脇、北山田の3祇園で開催しているが、大祭形式になって20回目を迎える今回は九重町の下旦、野上の2祇園も参加。計7基で夏を盛り上げる。

 当日は午前10時にスタート。ホテルメサビュートで、子どもや家族連れが楽しめる催しを集めた「こどものひろば」を開く。

 午後2時から春日町十字路と新塚脇交差点の区間を歩行者天国にして、子どもみこし、餅まきなどがある。山車の巡行は同3時過ぎから始まる。

 同8時からは河川敷で打ち上げ花火を予定。和楽器グループやバンドの演奏、玖珠美山高の書道パフォーマンスなどが花を添える。

 20周年を祝い、21日夜には初の試みとなる前夜祭も実施する。春日町通りと県信用組合玖珠支店駐車場を会場に山路踊り、久留島太鼓、九重あばれ獅子などが披露される。

 両日とも周辺にはキッチンカーや出店が並び、車両の交通を規制する。

 実行委員会の田坂裕之会長(53)は「九重からも参加してもらい、玖珠郡の全ての祇園が1カ所に集まるのが最大の目玉。ぜひ、多くの人に楽しんでもらいたい」と来場を呼びかけている。

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