長崎県内のコロナ感染者 前週の1.45倍 昨年11月下旬並み

 長崎県は20日、70の定点医療機関で10日から1週間に報告された新型コロナウイルス感染者数は前週より361人増の1166人と発表した。1定点当たり16.66人で前週の1.45倍。
 全数把握していた時期を現行の定点医療機関当たりに換算した数値を県は公表している。16.66人は昨年11月下旬から12月上旬に近く、11月21日の週は15.96人(実数4344人)、28日の週は17.27人(同4871人)だった。
 保健所別の報告数は上五島が24.67人で最多。壱岐と対馬を除く8地点で増加した。年齢別では10代が最多で359人。入院患者数は303人(前週比83人増)だった。
 70の定点医療機関でインフルエンザの1週間の感染者数は395人だった。前週から244人減だが、定点当たりの報告数5.64は全国で4番目に多かった。学級・学年閉鎖などの休業措置数は17だった。
 県は手洗いや場面に応じたマスクの着用など基本的な対策を引き続き呼びかけている。

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