長崎ヴェルカ 佐世保・黒髪小で授業 「目の前のこと一生懸命に」 コーチらによるバスケ教室も

子どもたちを前に「将来の夢」をテーマに思いを伝える髙比良さん(左)=佐世保市立黒髪小

 バスケットボール男子Bリーグで2023~24シーズンから1部(B1)に参戦する長崎ヴェルカの選手らによる授業が19日、佐世保市黒髪町の市立黒髪小(大浦美輪子校長、468人)であり、トークセッションで「将来の夢」をテーマにメッセージを伝えた。
 長崎ヴェルカと同市が連携した地域貢献事業。6年生約60人がキャリア教育として授業を受けた。トークセッションは髙比良寛治さん(29)、森川正明さん(31)の2選手が担当した。
 髙比良さんは「目の前のことに一生懸命取り組むことが大事。やっていれば夢が見つかり、かなう」とアドバイス。児童からの「印象に残った試合は」「主将の思いは」という質問に「B1が決まった瞬間は、一生感じることができないくらいのうれしさだった」「コミュニケーションが大事」と説明した。
 森川さんは「自分が好き、得意なところを伸ばす努力を。周りと協力し信頼される人間になってほしい」と強調。「目標は」と聞かれ「チャレンジの年。チームのために全力で頑張る」と決意を語った。
 益田千代美さん(12)、白石翔斗君(11)がお礼のあいさつをし、それぞれ看護師、建築士の夢を実現したいと誓った。長崎ヴェルカのスクールコーチ、太田匠さん(36)らによるバスケ教室もあった。

バスケ教室でシュートを楽しむ子どもたち

© 株式会社長崎新聞社