ヴェネツィアに美しき新アウェイユニが登場 「90年代ユニフォーム」がモチーフの洗練デザイン

イタリア2部(セリエB)のヴェネツィアFCとキットサプライヤーのKappaは20日、2023-24シーズンに向けた新アウェイユニフォームを発表した。

1週間前に発表となったホームユニフォームに続き、このアウェイユニもまた洗練されたデザインが早くも注目を集めている。

Venezia 2023-24 Kappa Away

ヴェネツィア 2023-24 Kappa アウェイ ユニフォーム

23-24新アウェイユニフォームはヴェネツィアのライフスタイルに敬意を表し、ホワイトを基調とした中にオレンジとグリーンのストライプを配するスタイリッシュなデザイン。ホームに続きこちらもファッション性の高い仕上がりだ。

このデザインもホームと同様にドイツのグラフィックデザインスタジオ「Bureau Borsche」(ビューロー・ボルシェ)が手掛けている。

ホームタウンは“水の都”ヴェネツィア。胸の「Città di Venezia」ロゴには街の象徴である運河の水面を思わせる波模様を刻む。

昨シーズン登場した22-23アウェイユニもホワイトを基調にグリーンとオレンジのサブカラーで、ボーダー柄がマリンウェアのようなルックスだった。それに比べれば今回はクラシックだがフットボールのユニフォームらしいデザインだ。

それもそのはずで、この新アウェイはヴェネツィアが1990年代に使用したユニに着想を得ているという。

今回のデザインは1990年代のアウェイユニフォームにインスピレーションを得たというが、特定のシーズンには言及していない。

イメージとしての90年代ということなのだろうが、最も近いのは画像のクリスティアン・ヴィエリが着た94-95モデルかもしれない。デザインは異なるが、大きめの襟や太めのストライプなどに共通点がある。

クラブカラーはブラック、オレンジ、グリーン。だが、22-23シーズン以降のアウェイユニはブラック抜きでデザインされ、この点については一部ファンから不満の声が上がっている。

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近年のヴェネツィアのユニフォームでは着用モデルを起用したビジュアルも楽しみの一つだが、今回はまさかの老紳士が登場。しかもこの方は“超大物”だ。

帽子を被ったこの老紳士はイタリア人実業家・作家のアリゴ・チプリアーニ氏。世界的に有名なヴェネツィアのバー/レストラン『HARRY'S BAR』(ハリーズ・バー)のオーナーでもある。

バーやカクテルに精通した方なら一度はその名を耳にしたことがあるかもしれない。かの有名な作家アーネスト・ヘミングウェイや喜劇王チャールズ・チャップリン、さらには英エリザベス女王など、これまでに数多くの著名人が訪れた歴史ある名店だ。

ヴェネツィアの運河で自らボートを運転。まるで映画のワンシーンのようなビジュアルだ。そしてユニフォームが違和感なく風景に溶け込んでいるのも驚嘆である。

この新アウェイユニフォームはクラブ公式オンラインストアにて、100ユーロ(約15,600円)で販売を開始している。

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