JR北上線は当面区間運休 のり面崩落、ほっとゆだ-横手駅間

JR北上線ののり面崩落現場=20日午後6時45分、西和賀町細内

 のり面崩落の影響で運休しているJR北上線ほっとゆだ(西和賀町)-横手駅(秋田県横手市)間は21日、始発から運転を見合わせた。JR盛岡支社によると、22日も終日運行を取りやめる。復旧の見込みは立っていない。

 JR関係者らが21日、現場で復旧方法の検討を進めたが周辺が木々に囲まれ、必要な資材を運搬するのが困難な状況とし、運休は当面続く見通し。この日は上下13本が運休した。

 現場は国道107号の陸橋と交差する付近。線路に平行して幅35メートル、高さ6メートルにわたって土砂や雑木が崩れ落ちた。20日未明に見つかり、同日午前10時半ごろから同区間を運休。北上-ほっとゆだ駅間は通常運行している。

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