夏祭りのシーズンを迎え、京都府京丹波町和知地域の伝統芸能「和知文七踊り」の練習会が23日、同町坂原の道の駅「和」で開かれた。参加者は保存会の手ほどきを受け、足の運びなどに気を配りながら楽しんで学んだ。
和知文七踊りは、江戸時代に愛好された「浄瑠璃くずし」の音頭のリズムから生まれたとされる。笛や太鼓を使わず、音頭取りの声のみで踊る。
地元保存会が新型コロナウイルスの流行で踊る機会が減ったのを踏まえて企画した。
この日は小学生や保存会員ら計約20人が輪になって踊った。音頭取りの声に合わせて「アラヨーホイセ、ヤットコショ」と声を出し、片足を上げながら両手を上げるなど、さまざまな動きのコツをつかんでいった。
精華町から参加した精北小3年の児童(8)は「難しいが、踊れるようになりたい」と話した。保存会の山本正さん(73)は「踊れる人が増えてほしい」と期待した。
次回は8月5日午前10時半から同じ場所で行う。無料。