【韓国】現代自とソウル大、EV電池研究施設を開設[車両]

韓国の現代自動車グループは25日、電気自動車(EV)バッテリーの専門人材育成に向けて、ソウル大学とバッテリー共同研究センターを開設したと発表した。

新施設は、ソウル大学冠岳キャンパスの化学工程新技術研究所を増築して設置された。規模は地上3階建て、延べ床面積は計901平方メートル。施設内にはバッテリー開発のほか、分析や測定などを行う7つの研究室と会議室が完備されている。

同センターでは今後◇リチウムメタルバッテリー◇全固体電池◇バッテリー管理システム◇バッテリー工程技術——など4つの分野を中心に、計22の共同研究課題を推進する。研究にはソウル大学のほか、韓国科学技術院(KAIST)など国内大学の専門人材が参加する計画だ。

■傘下企業への入社で優遇措置

現代自グループは同センターへの開発支援も実施する。2030年までに研究活動費約300億ウォン(約33億円)を投資するほか、研究に参加する学生向けの奨学金制度やインターンシッププログラムを運営し、優秀人材には傘下企業の入社についても優遇措置を取る方針だ。

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