大分の中学生と俳句で交流 山形・山寺中の生徒と山寺で

どんな俳句にしようか考えながら石段を歩く中学生たち=山形市・立石寺

 俳句の奥深さに触れようと、山形市の山寺中(高橋郁子校長、27人)の生徒と、百人一首を通じて交流してきた大分県佐伯市の本匠(ほんじょう)中3年の3人が25日、山寺地区を訪れた。

 3人は佐伯市の郷土本匠広報大使として来県した。俳句は俳人武田菜美さん(山形市)に学び、その面白さを本匠で広めるという。両校の生徒は俳聖松尾芭蕉が歩いた立石寺の石段を上るなどして交流した。

 生徒たちは試合形式で百人一首を楽しんだ後、山寺地区内を歩き、立石寺では地元生徒が芭蕉などについて説明した。本匠中3年柴田茉臣(まお)さん(14)は「本匠の人には山寺のことも伝えたい」と張り切っていた。

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