西九州新幹線 開業から10カ月で利用200万人超 通勤・通学定期は2倍以上に

利用者が200万人を突破した西九州新幹線かもめ=長崎市内

 JR九州は26日、西九州新幹線(武雄温泉-長崎)について、開業した昨年9月23日から今月25日までの約10カ月間で累計200万3千人が利用したと発表した。通勤・通学定期「新幹線エクセルパス」は6月末時点で453人が利用し、開業当初から2倍以上に増えた。
 1日平均約6500人が利用し、新型コロナ禍前の2018年度同期の旧特急かもめ(諫早-長崎)の水準をおおむね維持した。累計の利用者は、開業から153日間で100万人を突破し、その後の153日間で200万人を超えた。同社は「開業効果が持続したまま、好調に推移している」としている。
 エクセルパスの利用者は諫早-長崎間が最多の147人。次いで武雄温泉-長崎83人、新大村-長崎69人、武雄温泉-嬉野温泉56人など。開業直後の昨年9月末時点の利用者は計221人だった。

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