長崎ヴェルカ バスケ教室 「状況判断」など小学生ら学ぶ 佐世保

状況判断などをイメージしながら練習に励む子どもたち=佐世保市、長崎ヴェルカクラブハウス

 バスケットボール男子のBリーグの長崎ヴェルカによるバスケ教室「ビーダンクキッズプロジェクト」が25日、佐世保市大塔町のクラブハウスであり、小学生が「状況判断」などを基本にしたプレーを学んだ。
 8~9月に開催されるワールドカップに向けた同リーグの取り組みで、小学生を対象に未来の選手を育成する。漫画家の井上雄彦氏と集英社が運営する「スラムダンク奨学金」が協力し、7~8月に全国の10クラブがレッスンを展開する。
 長崎ヴェルカの教室には、県内を中心に約30人が参加。伊藤拓摩社長(41)と森川正明選手(31)、榎田拓真選手(25)らが指導した。伊藤社長は「周りを見て状況判断をし実行すること」とアドバイス。“グッドスピード”でディフェンスをかわすドリブルやパスのポイントなどを伝えた。
 さらに「新しいスキルは体に覚えさせる感覚が必要」と強調。子どもたちはイメージを高めながら練習に励んだ。質問コーナーで「プロになるには」と聞かれた両選手は「うまい選手に勝つことを考えてプレーした」「好きになって練習すること」と答えた。
 長崎市立畝刈小5年の平優音さん(11)は「見ること、ディフェンスのずらし方が勉強になった。練習、試合に生かす」と語った。

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