市役所に包丁持った男 追いかけた職員が現行犯逮捕 刃渡り18センチ 窓口で首にあてる 職員・市民にけが人なし 広島・三原市

27日午後、広島県三原市の三原市役所で、包丁を持った男を職員が取り押さえて現行犯逮捕しました。

銃刀法違反(携帯)の疑いで逮捕されたのは、三原市本町3丁目の無職の男(78)です。

警察によりますと、男は27日午後2時ごろ、三原市港町3丁目の三原市役所の施設駐輪場で包丁1本を携帯していた疑いがもたれています。

男を見つけた市職員が取り押さえて現行犯逮捕し、駆けつけた警察官に身柄を引き渡したということです。

調べに対して男は容疑を認めているということです。

男が持っていたのは刃渡りおよそ18センチの文化包丁で、取り押さえた職員などにけがはありませんでした。

市によりますと、男は市役所1階にある社会福祉課の窓口を訪れ、男女2人の職員が対応していたところ、持参した手提げかばんから包丁を取り出して、自分の首にあてる仕草をしたということです。

職員が制止すると男は包丁をかばんに収めてその場を立ち去ったことから、別の男性職員が男を駐輪場まで追いかけて取り押さえたということです。

男が包丁を取り出した窓口は、一般市民も自由に出入りできる場所だということです。

警察が事件のいきさつを調べています。

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