【台湾】英国と貿易パートナーシップ、始動を宣言[経済]

台湾行政院(内閣)で通商交渉を担当するトウ振中(トウ=登におおざと)政務委員(無任所大臣)は26日、英国のビジネス・通商省とオンラインで会談し、貿易パートナーシップの始動を共同で宣言した。

行政院によると、まずは「投資」「エネルギーと、温室効果ガスの排出を実質ゼロにする『ネットゼロ』」「デジタル貿易」の三つの分野で協議を進める。投資の分野では公平な競争環境の構築を図る。エネルギーとネットゼロの分野では環境変動と炭素削減に向けた取り組みで、デジタル貿易の分野ではデータの流通や保護でそれぞれ協力する。

外交部(外務省)は、「同パートナーシップは双方の経済安全保障を強化するだけでなく、インド太平洋地域の自由で開かれた経済環境の構築における重要な一里塚となる」と期待感を示した。

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