ミランがムサ獲得に一歩前進! 交渉の長期化避けたいバレンシアが要求引き下げ

[写真:Getty Images]

ミランがバレンシアのアメリカ代表MFユヌス・ムサ(20)獲得に一歩前進したようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。

アーセナルとバレンシアの下部組織で育ったムサ。2020-21シーズンのラ・リーガ開幕節でプロデビューすると、そのまま中心選手となり、昨シーズンも公式戦37試合に出場した。ボランチが本職ながらもサイドハーフにも対応可能という高い戦術理解度を有する20歳だ。

バレンシアとの契約を2026年6月まで残すなか、ここ最近はミランが獲得に熱心と報じられているが、同時に交渉は難航しているとも。1800万ユーロ(約27億4000万円)+ボーナスというミランの提示に対し、バレンシアは最低2500万ユーロ(約38億1000万円)を要求しているとみられてきた。

それでも、イタリア『スカイ・スポーツ』によると、ミラン行きを懇願するムサのことも想ってか、交渉の長期化を避けたいバレンシアが要求を引き下げる方向で調整し始めたとのこと。具体的な金額は不明だが、ミランが獲得に一歩前進したと言っても良い状況となったようだ。

一方で、ミランも引き続き努力が必要。27日にビジャレアルからナイジェリア代表FWサムエル・チュクウェゼ(24)の獲得を発表したなか、目下最大のターゲットがムサなわけだが、現在のスカッドをもう少し整理し、人件費を抑える必要があると考えられている。

現段階で売却の可能性が最も高いのは元クロアチア代表FWアンテ・レビッチ(29)。買い取りオプション付きの1年レンタルでベシクタシュへの移籍が近づいているとのことだ。

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