29日午後1時半ごろ、板柳町役場向かいに設置されている気温を知らせる電光掲示板が「40℃」を表示した。青森地方気象台によると、県内の観測史上最高気温は37.9度。この掲示板は同気象台の観測地点ではないため比較はできない。非公式記録だったら“大幅更新”となった?
同気象台によると、県内の最高気温は、1978年8月3日(深浦)と99年8月10日(碇ケ関)に観測された。板柳町の「40℃」表示について、担当者は「WMO(世界気象機関)の設置基準に準じていない場所では日当たりや風の環境などによって高く出ることはある」と語った。
同町の団体職員八幡吏菜さん(36)は「すごく暑い。車のクーラーもなかなか効かない。(熱中症にならないように)水分を補給して、しっかり食べるようにしている」と話した。 町役場前で祭り用のちょうちんを電線に取り付けていた作業員の男性(56)は「きょうの暑さは昨日と全然違う。きつい」と険しい表情だった。