今年も勢ぞろい、期間限定「ため池カレー」 兵庫・稲美の夏野菜たっぷり インスタ投稿でプレゼント

手ごねハンバーグため池カレー(写真は稲美町商工会提供)

 兵庫県稲美町内にある88カ所のため池をイメージした創作カレーを町内の飲食店10店舗が販売する「INAMIため池88カレーフェア2023」が始まった。今回で5度目の開催で、各店が地元野菜を使って創作した個性豊かなカレーライスや麺類などのメニューが出そろった。同町商工会は「期間限定で提供する料理ばかり。カレーを味わいながら町の魅力を感じてほしい」と呼びかける。10月1日まで。(宮崎真彦)

 町商工会や地元飲食店などでつくる実行委員会が2019年からため池や農産物のPRを兼ねて実施。町商工会では昨年5月に「ため池カレー」の名称を商標登録し、町内外での認知向上を進めている。

 同フェアは、稲美町産の特産物を最低一つ以上料理に使うこと▽ため池を模したカレーであること▽料理に「ため池カレー」の名称を入れることが条件。今年はカフェやレストラン、喫茶店など町内の10店舗が参加した。

 同町国安1の「喫茶nico...(ニコ)」の「手作りハンバーグのカメため池カレー」は、ため池にいるカメを手作りハンバーグで愛らしく表現し、こくのあるチキンカレーとマッチングさせた一品だ。

 同町岡の「いな美の里」では同町産のカボチャやナス、ブロッコリーなどの夏野菜がたっぷり入った「手ごねハンバーグため池カレー」を提供する。

 また抽選でプレゼントが当たるキャンペーンも展開。写真共有アプリ「インスタグラム」で町商工会のアカウントをフォローし、「ため池カレー」を撮影した写真にハッシュタグ「#ため池カレー2023」をつけて投稿する。当選者にはインスタグラムのダイレクトメールでメッセージが届く。

 町商工会の上田凌さん(31)は「イベントが浸透して、町外の多くの人が各店舗に食べに来てくれるようになった。若い人中心に町内の方々にも各店舗に来ていただければ」と呼びかける。参加店の地図やメニューを記載したパンフレットは、同町役場や町内のコンビニなどで配布している。同商工会TEL079.492.0200

© 株式会社神戸新聞社