ブドウやメロン入り、ニホンザルに氷のプレゼント 京都・福知山の動物園

キンキンに冷えた氷やフルーツをうれしそうに頬張るニホンザル(京都府福知山市猪崎・三段池RAVIHOUSE動物園)

 猛暑日になった29日、京都府福知山市猪崎の三段池RAVIHOUSE動物園で果物や野菜が詰まった氷塊がニホンザルにプレゼントされた。サルたちはキンキンに冷えた氷やフルーツをうれしそうに頰張っていた。

 サルたちに涼んでもらおうと毎年夏に1回、土用の丑(うし)の日の前後に氷塊をプレゼントしている。この日の市内の最高気温は37.7度を記録。飼育員がブドウやメロン、トマトなど9種類の好物が入った40キロの氷塊2個を33匹のニホンザルが暮らす「猿ケ島」に運んだ。

 食べやすいようにハンマーで氷塊が砕かれると、日陰にいたサルたちは一斉に群がって氷に乗って体を冷やしたり、スイカにかじりついたりしていた。二本松俊邦園長は「サルにとっても異常な暑さが続いているが、豪華なごちそうに喜んでいた。猛暑を元気に乗り越えてほしい」と話していた。

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