佐野市は30日、JR佐野駅南口の佐野駅前交流プラザ「ぱるぽーと」の正面玄関に、屋外気温を表示する独自の温度計を設置し、除幕式を行った。
駅を利用する市民や来訪者に向けた熱中症対策の呼びかけが目的。
お披露目された温度計は高さ約5メートル。太陽電池式で、温度表示板の上に同市ブランドキャラクター「さのまる」のイラストが見えるように設置した。同市産業政策課の担当者によると「さのまるが口に手を添えて、暑さ対策を呼びかけているようなデザインにした」という。また「暑い佐野、熱中症に注意!」などの注意喚起が書かれた垂れ幕も同時に掲げられた。
除幕式には金子裕(かねこゆたか)佐野市長や温度計設置費用を寄付した栃木市の葬祭運営会社「栃木こすもす」の横地克孝(よこちよしたか)代表取締役らが出席したほか、さのまるも登場。
金子市長は「駅に設置されている温度計を見て佐野の暑さを知ってもらい、この暑さを強みにしていきたい」と述べた。
温度計は午前10時時点で既に34度を表示し、午後2時過ぎには39度に達した。