用意された“キュウリ”は約6000本!無病息災を祈って伝統の「きうり封じ」

土用の丑の日に合わせ病気や災いをキュウリに封じ込める伝統の「きうり封じ」が愛媛県西条市の世田薬師で行われ、参拝客が無病息災を願いました。

「きうり封じ」は、西条市の世田薬師におよそ350年前から伝わる伝統行事で、土用の丑の日に、体の悪いところや願いを書き込んだ紙を身代わりとなるキュウリに貼って、無病息災を祈願します。

本堂の祭壇には願い事などが書かれたキュウリが積まれ、読経が流れる中、住職らが、1本ずつ気合とともに病気や災いを封じていきました。

寺によりますと、30日はおよそ6千本に災いが封じ込まれ、それらのキュウリが裏山にある塚に奉納されると、土に溶けて願いを叶えるということです。

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