ひんやり氷のオブジェ、目でも“涼”を 神戸・三宮センター街 8月6日も展示 兵庫

顔よりはるかに大きな氷のオブジェに見入る子どもたち=30日午前、神戸市中央区三宮町1

 厳しい暑さが続く中、神戸市中央区の三宮センター街1丁目商店街に30日、夏恒例の氷のオブジェが登場した。目にも涼やかな特製の氷柱に、買い物や観光で訪れた人たちも足を止め、記念写真を撮るなどして楽しんでいた。

 阪神・淡路大震災でアーケードを失った1995年夏、買い物客らに少しでも涼を取ってもらおうと設置したのが始まり。今年は同商店街の2カ所に置いた。氷の中に水草や魚のおもちゃなどをちりばめた作品と、未来の三宮をイメージしたイラストを取り入れた作品の2種類がある。

 いずれも横約110センチ、縦約80センチ、厚さ約30センチで、子どもの目線の高さに合わせて展示。祖母と買い物で訪れた同市灘区の女児(6)は「きらきらしていてきれい」と目を輝かせていた。

 氷柱は8月6日午前10時~午後7時ごろにも展示する。

 気象庁によると、この日の神戸の最高気温は33.4度。兵庫県内では西脇37度▽福崎36.6度▽豊岡と和田山(朝来市)で36.5度-など7地点で35度以上の猛暑日となった。(長嶺麻子)

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