おはやし練習、仕上げ 「八戸三社大祭」31日開幕 青森県八戸市

八戸三社大祭の前夜祭を翌日に控え、最後のおはやし練習に励む子どもたち=30日午後4時10分ごろ、八戸市

 八戸三社大祭は31日に前夜祭が行われ、5日間の祭りが開幕する。30日午後、山車組の子どもたちは本番前最後となるおはやし練習を行い、市内各所で元気なかけ声を響かせた。

 「白山台山車組」は6月25日に練習を開始。小学生が小太鼓、保護者が笛で参加するなど定期的に25~30人が練習してきた。30日は午後3時から約2時間、最後の調整を行った。「ヤーレ、ヤーレ」のかけ声に合わせて、児童ら5人が山車正面で交代しながら小太鼓をたたいていた。

 小太鼓担当の西白山台小4年の金澤咲空(さら)さんは「速いリズムに変わる時についていくのが大変。本番では、間違えても立派に演奏したい」、今夏が初挑戦となる白山台小4年の吉田波瑠君は「最初は難しかったけど、慣れてきた。早くたたきがちなので、ゆっくりたたきたい」とそれぞれ目標を語った。

 おはやし責任者の米内康子さん(35)は「(祭り参加は)4年ぶりなので、最初は基本から教えるようにした。多くの人に練習に来てもらってありがたい」と話していた。

 祭り期間は例年通り7月31日~8月4日の5日間。1日の「お通り」と3日の「お還(かえ)り」は神社・山車の合同運行、2日は山車の夜間運行を行う。31日の前夜祭と4日の後夜祭は、市中心街で各組の山車を展示する。

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