鮮やか、まるで南国!? 能登町・五色ケ浜

エメラルドグリーンが美しい五色ケ浜海水浴場=能登町新保(ドローンから)

 日本には無数の「青」と「緑」があふれている。紺碧(こんぺき)、天色(あまいろ)、花緑青(はなろくしょう)…。それらを色見本のように見せてくれるのが、真夏の能登町・五色ケ浜(ごしきがはま)だ。鳥の目線で眺めれば、遠浅の海と豊かな自然が織りなす青と緑のアートが眼前に広がった。

 五色ケ浜は、海の色が時間帯によって5色に移ろうともいわれる奥能登屈指の景勝地。美しい白砂と透き通る海水が夏の強い日差しを受けることで、色調のドラマチックな「七変化(しちへんげ)」を生み出すという。今季はコロナ前のにぎわいを取り戻し、31日も家族連れや若者らの歓声が浜辺に響いた。

 地元の新保区長を務める干場一吉さん(64)は「五色ケ浜は自慢の場所。いつまでも美しく、にぎわい続けてほしい」と話した。

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