奥羽本線、3時間足止め 31日・上山で停電、つばさなど2760人影響

運転見合わせで乗客の代行輸送を行ったJRかみのやま温泉駅=31日午前11時35分、上山市

 31日午前10時ごろ、上山市のJR奥羽本線の羽前中山―茂吉記念館前間で架線の断線による停電が発生し、山形新幹線つばさと普通列車が米沢―山形間で約3時間運転を見合わせた。JR東日本は車外待避やバスによる代行輸送で対応した。

 同社山形支店によると、架線を掛け替え、午後1時10分に復旧した。乗客約2760人に影響した。かみのやま温泉駅(上山市)では、つばさから降りた乗客が続々と代行バスに乗り込んだ。乗客は「車内は停電で空調が効かなくなったが、約30分で外に出て駅舎に避難できた」「カーテンを閉めたらだいぶ過ごしやすかった。仕事の予定が入っていたが仕方ない」と話した。

 つばさ上下9本が運休や区間運休し、下り3本が最大約3時間遅れた。普通列車は上下8本に運休や遅れが出た。約400人は正午過ぎまでに、代行輸送のバスに乗り換えた。

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