弘前大学は、弘前ねぷたまつりの会期中、運行中のねぷたの位置をインターネット上でリアルタイムに発信する実証試験を行う。30の運行団体に自作の小型センサーを預けて位置を把握し、専用のウェブページで地図上にしるしを表示する。
弘大大学院理工学研究科の丹波澄雄准教授(63)の研究室が取り組んでおり、今回で3回目。徐々にセンサーを付ける台数を増やして実証を進めている。
今回は研究室の大学院生、学部生5人が中心となり、接続システムの構築からウェブページの制作、運用まで手がける。センサーはバッテリーを含めても両手に収まるほどの大きさで、重さも300グラム程度。大学が独自に設置している基地局を活用するため通信コストはゼロ。
丹波准教授は「観光という点から考えると、時間がないとか疲れるとかいうのは商機を失うきっかけになる。時間をうまく使い、ゆとりを持って楽しめる安心安全なまつりの一助になれば」と話した。
ウェブページのURLはhttps://neputa.t-lab.st.hirosaki-u.ac.jp/