大屋根広場が起工 能登町役場跡 あばれ祭の見物客収容

大屋根広場(仮称)の完成予想図(能登町提供)

 能登町が町役場能都庁舎跡地に整備する大屋根広場(仮称)の工事安全祈願祭は1日、現地で営まれ、大森凡世町長ら約20人がにぎわい創出や憩いの場となる新拠点の誕生に期待を込めた。来年3月下旬の完成を予定する。

 宇出津港に面した敷地面積1347平方メートルにイベント広場、トイレを含む階段広場、倉庫を設ける。637平方メートルの大屋根で覆い、イベント広場はバレーボールコート1面分で、階段広場はステージとしても利用できる。南側の宇出津港いやさか広場を用いた一体的なイベントも行える。

 7月の県無形民俗文化財「あばれ祭(まつり)」の見物客を収容するほか、1月の「寒ぶりまつり」(北國新聞社後援)の会場にもなる。事業費は約2億4千万円となる。

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