長崎・陸自大村駐屯地 司令に土肥1等陸佐が着任 「臨機応変」を方針に

着任式で部隊を巡閲する土肥1佐=大村市、陸自大村駐屯地

 陸上自衛隊第16普通科連隊長兼大村駐屯地司令に就いた土肥崇紀1等陸佐(49)の着任式が1日、大村市西乾馬場町の同駐屯地であり、隊員に「臨機応変」を方針として掲げた。
 同連隊は約800人。同駐屯地を拠点に、対馬を除く県内全域の防衛警備を担っている。土肥1佐は富山県出身。防衛大学校を卒業後、守山駐屯地(愛知)第35普通科連隊を皮切りに、東部方面総監部人事部厚生課長や自衛隊東京地方協力本部募集課長などを歴任した。
 着任式では隊員約500人を車上から巡閲。式辞で、緊迫化する国際情勢などを念頭に「戦後かつてない安全保障環境の激しい変化にさらされている」と指摘し、「国民の負託に応えるため、変化に適応することが極めて重要。自ら意志を持ち、よく考えて行動することが必要だ」と呼びかけた。
 その後の記者会見では「地域の皆さまとの良好な関係を向上させ、信頼される駐屯地になるよう尽力する」と語った。

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