熱中症予防対策でいすみ市が市役所に開設した休憩スペース「涼み処(どころ)」を涼しげにしようと、同市の大原高校の美術部員と書道部員たちが得意分野で協力し、うちわなどで装飾を施した。
涼み処は市各庁舎など4カ所に9月29日まで設置。熱中症予防啓発パンフレットやうちわを置き、飲料水やスポーツドリンクを無料配布している。
市役所玄関脇の涼み処が殺風景だったことから、高校生がアレンジすることになった。
美術部員が金魚をかたどった飾りや折り紙のアサガオを作成して、すだれを取り付けたついたてに貼り付けた。書道部員は毛筆で「涼み処」と記し、うちわ20枚に「花火」「水遊び」「浴衣」など夏をイメージした言葉を書いて飾り付けた。
美術部2年の麻生真奈美さん(17)と書道部2年の野原圭珠さん(16)は「目で見ても涼しさを感じてもらえれば」と口をそろえた。