熱い囃子、出陣いよいよ 青森ねぶた祭、4年ぶり前夜祭

前夜祭の囃子コンテストで会場を盛り上げるはやし方=1日午後7時40分、青森市の青い海公園

 青森ねぶた祭の開幕を翌日に控えた1日、祭りを盛り上げる前夜祭が青森市の青い海公園「ラッセランド」で、コロナ禍を経て4年ぶりに行われた。会場では、出陣間近の大型ねぶた23台を一般公開。ステージイベントも開かれ、訪れた大勢の市民や観光客が一足早く祭り気分を満喫した。

 ステージ上では囃子(はやし)コンテストが開かれ、各団体の囃子方が迫力あるねぶたばやしを披露。観客と一体となり、「ラッセラー」の力強いかけ声を会場に響かせた。各運行団体の小屋に鎮座した大型ねぶたも明かりをともして来場者を歓迎、会場はにぎわいを見せた。

 妻とステージイベントを見ていた青森市の会社員福岡孝男さん(69)は「さまざまなねぶたばやしを見ることができて楽しかった。みんなが待ち望んでいたねぶたが帰ってきたようでうれしい」と笑顔で話した。

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