五所川原商業高「下山学園高」に 2024年度、校名変更 制服も一新

来年度から校名を「下山学園高校」に変更する予定の五所川原商業高校=鶴田町鶴田

 五所川原商業高校(青森県鶴田町)を運営する学校法人下山学園(下山美智子理事長)が来年4月、同校の名称を「下山学園高校」に変更する方針であることが1日、同校への取材で分かった。制服も一新する。同校は来年度、普通科を設置する予定で、同校校長でもある下山理事長は取材に「来年4月から新たなスタート。心機一転、学校を挙げて頑張っていきたい」と話した。

 同校は1954年に五所川原実業高等学院として五所川原市に設立され、57年に五所川原商業高校に改称した。今年4月、昨年度まで県立鶴田高校として使われていた現校舎に移転した。現在、全校生徒は約170人。

 下山理事長は東奥日報の取材に「地域住民からも普通科設置を望む声がある。地域を大切にし、地域に根差した学校にしていきたい。(米国オレゴン州フッドリバー市と姉妹都市である)鶴田町と連携し、国際交流にも力を入れていきたい」と校名変更への思いを語った。併せて制服についても男女とも新たなデザインとすることを明らかにした。

 五所川原商業の普通科新設は、7月31日の県私立学校審議会で「認可適当」とされた。設置後の入学定員は普通科が1学級40人、商業科が2学級80人となる予定。

 同校は4日と9月9日に同校で体験学習会を開くほか、9月16日を皮切りに10月まで計5日間進学相談会を実施する予定。

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