市民らに多彩な情報 山形・旧大沼前に電子看板

山形新聞社提供のニュースなどを放映している「ほっとなるビジョン」=山形市・旧大沼前

 山形市七日町1丁目の旧大沼山形本店前に、市内のイベント情報や最新のニュースを放映する大型デジタルサイネージ(電子看板)「ほっとなるビジョン」が設置され、1日に運用が始まった。市民や観光客に多彩な情報を届ける。

 旧大沼山形本店を所有する市都市振興公社(阿部謙一理事長)が設置した。サイネージは縦約1.4メートル、横約2.5メートルで、事業費は約600万円。画面は数十秒単位で切り替わり、観光情報として現在は山形花笠まつり(5~7日)、山形大花火大会(14日)を放映している。最新のニュースは山形新聞社が提供している。

 1日に現地でお披露目会が開かれ、阿部理事長は「街中を訪れる人たちに山形市の魅力を発信したい」とあいさつした。関係者がテープカットを行い、七日町商店街振興組合の岩淵正太郎理事長は「私たち商店街としても(画面から)情報を取り込んで(お客に)発信するなど、いろいろと役立てていきたい」と話した。

 放映は午前7時~午後10時。午前中などは光が反射し画面が見えにくくなる時間帯もあることから、市は「対策を講じていきたい」としている。

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