高速道の事故防止呼びかけ 東北一斉、山形で本県出発式

通行車両にパンフレットなどを配布した啓発活動=山形市

 東北地方の高速道路で一斉に事故防止を呼びかける「東北ハイウェイ・セーフティ作戦」(1~31日)の本県出発式が1日、山形市の山形自動車道山形北インターチェンジ(IC)などで行われ、関係者が啓発活動をスタートさせた。

 県警高速隊や交通関係団体などから約20人が参加。県高速道路交通安全協議会の熊沢貞二会長が「安全運転の呼びかけに注力してほしい」とあいさつし、パトカーなどが広報活動に出発した。料金所付近ではドライバーに、安全走行のポイントを記したパンフレットや死亡事故の発生箇所を示したマップなどを配った。

 夏の行楽やお盆の帰省時期に合わせて実施。県内では今年に入り高速道で3件の死亡事故が発生し、5人が犠牲となっている。鶴岡市の山形自動車道田麦俣トンネルでは乗用車同士が正面衝突し、県外者3人が死亡した。奥山祐隊長は「シートベルトの着用はもちろん、こまめに休憩しながら安全に運転してほしい」と話した。

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