昨年8月の豪雨で被害を受けた川西町上小松の川西ダリヤ園が1日、今季の営業を開始した。主要アクセス道や園内の復旧工事が完了し、ダリアの生育も順調といい、観賞を楽しめる環境で県内外のファンを迎える。
園内には650品種、10万本のダリアが咲き誇る。昨夏の豪雨で冠水し、一部の株が流され、1カ月半の休園を余儀なくされた。再開後も園内の橋などに被害は残ったままだったが、工事が終わった今年は花の生育にも豪雨の影響はみられないという。
この日、オープン後に家族連れらが訪れ、赤やピンクなどの華やかな色彩を楽しんだ。昨年、土砂撤去を手伝った置賜農業高3年の長倉壱さん(17)は「例年通りのダリアが見られてうれしい」と笑顔を見せた。
同園によると、現在は二分咲きで、見頃は9月中旬から10月ごろ。ダリア栽培主任の神野昭彦さん(47)は「ボランティアに助けられ、ここまできた。県内外の人にきれいな花を楽しんでほしい」と話した。11月2日まで営業する。