サッカー天皇杯 J1首位の神戸、前回王者・甲府に逆転勝利で8強入り 後半ゴールラッシュで4得点

ヴィッセル神戸のエンブレム

 サッカーの天皇杯全日本選手権は2日、4回戦8試合が行われた。J1首位のヴィッセル神戸は敵地JITリサイクルインクスタジアム(甲府市)で前回王者のJ2ヴァンフォーレ甲府と対戦し、4-1で逆転勝ちしてベスト8進出を決めた。

 先制したのは甲府だった。前半20分、FKから細かくつなぎ、宮崎が左サイドからクロス。神戸の選手に当たってそのままゴールネットを揺らした。

 神戸は後半の頭から大迫、武藤の元日本代表FWコンビとDF本多を投入し、反撃に出た。8分、酒井が中央をドリブルで持ち上がり、右で受けた大迫がクロス。佐々木のフリックを経て、左のジェアンパトリッキが頭でシュート。相手DFのオウンゴールを誘い、神戸は同点に追い付いた。

 7分後には早くも勝ち越した。佐々木が中央左寄りからミドルシュートを放ち、GKのはじいた球を武藤が右足でゴール上に突き刺した。

 その後も神戸のゴールが止まらない。後半33分、左サイドの初瀬のクロスから、武藤が頭でパス。受けた大迫がヘディングシュートを決め、3-1とした。同41分には、激しい守備でボールを奪った大迫から武藤がパスを受け、右サイドをドリブル。クロスにジェアンパトリッキが走り込みながら頭で合わせ、リードを広げた。

 準々決勝の組み合わせ抽選会は、4日に行われる。

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