原爆の日を前に爆心地近くの広島市の小学校で学区内の死没者を追悼する慰霊祭が3日、開かれました。
広島市中区の広瀨小学校で開かれた慰霊祭には6年生と地域の住民などが参列しました。
慰霊祭はコロナ禍でも続けられてきましたが、暑さなどの対策のため、5年生以下は教室でモニターを見ながら参加しました。
児童代表 平和の誓い
「被爆した人の思いを受け継ぎ、原爆の恐ろしさを伝えていきたい」
爆心地から1キロほどの広瀬学区では、原爆でおよそ5000人が亡くなったとされています。
2004年に慰霊碑が建てられ、慰霊祭は毎年8月3日に開かれてきました。
広島市立広瀬小学校 皆戸雅子 校長
「平和な世の中をつくっていくために、自分たちに何ができるのかしっかりと考えて実行できる子どもになってほしい」
最後に児童が育てた白菊の花を捧げて、犠牲者の冥福を祈っていました。