北・東日本 8月半ばにかけてかなり高温 全国的に残暑厳しい 気象庁1か月予報

 気象庁は3日(木)、向こう1か月(8/5~9/4)の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は北・東・西日本で高く、特に北・東日本は期間の前半にかなり高くなる所が多くなりそうだ。沖縄・奄美の気温は2週目(8/12~18)まで平年並みだが、3~4週目(8/19~9/1)は平年より高くなる見通し。

 向こう1か月の降水量は、台風第6号や湿った空気の影響で、西日本の太平洋側と沖縄・奄美で平年並みか多く、日照時間は沖縄・奄美で平年並みか少ない見込み。

■高温に関する早期天候情報

 暖かい空気に覆われるため、向こう2週間の気温は北日本を中心に平年より高い見込み。特に、北日本と北陸は9日(水)ごろから、近畿の日本海側は10日(木)ごろから、関東甲信は11日(金)ごろからの5日間ほどは、気温がかなり高くなる可能性がある。このため気象庁は、「高温に関する早期天候情報」を発表し、熱中症など健康管理に注意するよう呼びかけている。農作物や家畜の管理にも注意が必要だ。

■早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

© 株式会社ウェザーマップ