女子野球、日本代表が2部門で世界一 小山で国際大会決勝 歴史の1ページ飾る

15歳以下の部優勝の日本代表チーム

 女子野球の世界一を決める国際大会「第1回ポニー・ガールズ・ベースボール・ワールドシリーズ」(日本ポニーベースボール協会主催)最終日は4日、小山市向野の小山運動公園野球場で決勝を行い、メインの「15歳以下の部」はU-15日本代表が米国代表を14-2で下し頂点に立った。

 日本は初回に3点を奪うと、その後も攻撃の手を緩めず、三回に2点、四回に大量7点を追加するなどリードを広げた。守っては4投手の継投で米国打線を抑え快勝した。16歳以上の「オープンの部」も日本代表がチャイニーズタイペイ(台湾)代表を3-1で下し優勝した。

 15歳以下の部の福田美羽(ふくだみう)主将(14)は「いいところでヒットが出て、大量点につながった。楽しんで今まで通りの試合ができるよう心がけた」と声を弾ませた。オープンの部の芝田未来(しばたみらい)主将(21)は「世界大会で優勝でき、これからの自信になる」と笑顔を見せた。

 同大会は女子選手に国際試合の場を提供することが目的。元プロ野球選手で同協会理事長の広澤克実(ひろさわかつみ)さん(61)は「高校野球もプロ野球も1回目が記録として残る。本大会も歴史の一ページを飾ることができたと思う」と話した。

オープンの部優勝の日本代表チーム

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