台風6号は東よりに進路変更　週末は室内で安全に

台風6号は、先週の予想からは一転、大陸には進まず沖縄の西の海上で速度を落とし、次第に進路を東よりに変えました。5日（土）から6日（日）にかけて、南西諸島にかなり接近する見込みです。この週末は南西諸島や西日本太平洋側を中心に台風の影響が出るでしょう。南西諸島では、暴風や高波、高潮に厳重に警戒し、土砂災害などに警戒してください。

一方、北海道付近には前線がのびています。この前線は、5日に少し南下した後、しばらく停滞する見込みです。東北北部から北海道では雨の降りやすい天気が続くでしょう。北海道でも土砂災害などに警戒が必要です。

その他の地域は概ね晴れる見込みですが、その分日中の気温は上がり、最高気温が35℃以上の猛暑となる所が多いでしょう。また、内陸を中心に所々でにわか雨や雷雨がありそうです。

夏休みの旅行を計画中の方も、この週末は冷房のきいた室内で過ごすほうが安全で快適かもしれません。

（気象予報士・星 絵理香）

画像について：5日午前9時の予想天気図。