宇都宮で日韓柔道親善大会 4年ぶり、熱戦通し交流

熱戦を繰り広げる両国の代表選手=4日午前、ユウケイ武道館

 「第22回日韓親善少年柔道交流大会」(県日韓親善協会主催)が4日、宇都宮市のユウケイ武道館で開かれ、韓国高陽(コヤン)市柔道会と本県の代表選手が熱戦を繰り広げ、両国の交流を深めた。

 大会は両国の若い世代が柔道を通じ国際感覚を養うことなどを目的に、1988年から始まった。今回は新型コロナの影響で2019年以来、4年ぶりの開催。同柔道会の小学生~大学生が18人、本県の小学生~高校生36人が参加した。

 開会式で県日韓親善協会の青木勲(あおきいさお)会長は「両国民が手を携え、さらに絆を強められるといい。訪日が選手団の心に残る思い出となることを願う」とあいさつ。文星芸大付属高3年松本優実(まつもとゆうま)選手(17)と韓国の金昇慜(キムスンミン)選手(17)が「健全なスポーツ精神を発揮し、正々堂々と最善を尽くします」などと、両国語で交互に選手宣誓した。

 試合では両国の18人ずつが対戦する団体戦形式で2試合を実施。技が決まるとチームに関係なく拍手が沸き起こった。勝負が決するたび、対戦選手同士が握手を交わしたり抱き合ったりするなど、互いの健闘をたたえ合う姿が見られた。

熱戦を繰り広げる両国の代表選手=4日午前、ユウケイ武道館
選手宣誓する両国の代表選手2人=4日午前、ユウケイ武道館
熱戦を終え、健闘をたたえ合う両国の選手=4日午前、ユウケイ武道館

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